サシバ( 4 ) 2020


Gray-faced Buzzard-Eagle(訳:灰色顔のノスリ・ワシ
  全長♂47cm♀51㎝ 翼開長103~115cm タカ科

図鑑より抜粋本州~九州の山林で繁殖する夏鳥。 丘や山麓の森林に住み、水田等の開けた所でヘビ、カエル、 トカゲ、ネズミ等を捕食する。 9月末~10月はじめに、太平洋沿岸の各地で大群になり 南の国を目指して移動するサシバが見られる

里山の自宅暮らしで、思いがけずに裏山で子育て中のサシバと遭遇

近隣散策でも幾組みものペアらしきサシバと出会い
その数の多さにビックリしましたが、よく考えれば
田植えの季節から始まるサシバの渡り、餌となる蛙の産卵と
丁度重なり、田んぼが絶好の餌場であることに気づきました。

猛禽としては小ぶりですが、裏山の留守番と思われるメスは
木立の上から縄張り侵入者を、高らかな呼び声で連れ合いを
呼び戻し、見事に2羽で撃退していました。

この期間の見守りで気づいたのが、近くで子育てをするカラス
最初はサシバと追いかけ合う姿を見たのですが、そのうち
クマタカが来た時には一緒に仲間となって、大きなクマタカを
追い払っていることに気づき、その後は他のサシバが来て
メスが騒いでいる時もオスが帰ってきて追い払い始めると
一緒になってカラスも騒いで追い払いに協力している様子・・

もちろん私の妄想ですが、お互い協力して縄張りをキープする
平和協定が結ばれたのではと思うのですが・・・

7月後半に入ると大騒ぎの回数も減り、杉林の中から
鳴き声はするものの、見張りの姿を見かけなくなり
一緒にいたカラスも巣立ったのか、姿を見かけなくなりました。

7月3日撮影  縄張り侵入鳥を二羽で撃退
  (画像クリックで拡大します)











7月9日撮影 夕暮れのサシバ 18:34




7月17日撮影 朝のサシバ 6:30~

フィールドスコープにて






飛翔姿は一デジカメの300㎜ズームで





7月18日撮影  
この日もクマタカが侵入し、オスを呼び戻し協力して追い払います








巣立ちを終える頃には田の稲穂も成長し、蛙の捕獲も難しい?
今度は森林内が住処なのか、すっかり声を聞く事も見る事も
少なくなり、いつの間にか裏山からの気配が消えました・・・

ちょうど梅雨明け直前の本格的な雨が続いたこともあり
私自身の散策も減少したこともあり、幼鳥の飛翔姿は確認せず

もしかしたら撮っていても気づけなかった可能性も在りますが
秋の渡りの季節に、もう1度確認できるとうれしいのですが・・


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