Gray-faced Buzzard-Eagle(訳:灰色顔のノスリ・ワシ)
全長♂47cm♀51㎝ 翼開長103~115cm タカ科
里山の自宅暮らしで、思いがけずに裏山で子育て中のサシバと遭遇
近隣散策でも幾組みものペアらしきサシバと出会い
その数の多さにビックリしましたが、よく考えれば
田植えの季節から始まるサシバの渡り、餌となる蛙の産卵と
丁度重なり、田んぼが絶好の餌場であることに気づきました。
猛禽としては小ぶりですが、裏山の留守番と思われるメスは
木立の上から縄張り侵入者を、高らかな呼び声で連れ合いを
呼び戻し、見事に2羽で撃退していました。
この期間の見守りで気づいたのが、近くで子育てをするカラス
最初はサシバと追いかけ合う姿を見たのですが、そのうち
クマタカが来た時には一緒に仲間となって、大きなクマタカを
追い払っていることに気づき、その後は他のサシバが来て
メスが騒いでいる時もオスが帰ってきて追い払い始めると
一緒になってカラスも騒いで追い払いに協力している様子・・
もちろん私の妄想ですが、お互い協力して縄張りをキープする
平和協定が結ばれたのではと思うのですが・・・
7月後半に入ると大騒ぎの回数も減り、杉林の中から
鳴き声はするものの、見張りの姿を見かけなくなり
一緒にいたカラスも巣立ったのか、姿を見かけなくなりました。
7月3日撮影 縄張り侵入鳥を二羽で撃退
(画像クリックで拡大します)
7月9日撮影 夕暮れのサシバ 18:34
7月17日撮影 朝のサシバ 6:30~
フィールドスコープにて
飛翔姿は一デジカメの300㎜ズームで
7月18日撮影
この日もクマタカが侵入し、オスを呼び戻し協力して追い払います
巣立ちを終える頃には田の稲穂も成長し、蛙の捕獲も難しい?
今度は森林内が住処なのか、すっかり声を聞く事も見る事も
少なくなり、いつの間にか裏山からの気配が消えました・・・
ちょうど梅雨明け直前の本格的な雨が続いたこともあり
私自身の散策も減少したこともあり、幼鳥の飛翔姿は確認せず
もしかしたら撮っていても気づけなかった可能性も在りますが
秋の渡りの季節に、もう1度確認できるとうれしいのですが・・