ヤマドリ(2)

 Copper Pheasant(銅色のキジ)

全長♂125㎝ ♀55㎝ 翼開長70~81㎝ キジ科

図鑑より抜粋本州~九州だけに分布する日本の留鳥。
丘陵や山地の森林で生活し、特に谷間の暗い常緑広葉樹林に住む。
林床を歩きながら植物の芽や葉、種子、昆虫やミミズ等を食す。

オスは鮮やかな色彩の長い尾を持ち、メスは尾が短い。
魚沼エリアでは普通に生息し、狩猟の的にもなっている。

時々銀山平森林公園・遊歩道近辺を歩く
ヤマドリの大人を見る事はありましたが
この時はなんとヒナの行列を連れた牝鶏に遭遇!

カルガモの親子が有名なヒナの行列をまさか
ヤマドリで見られるとは想像できない事。
過去に出会ったヤマドリ親子はほぼ1羽しか
子供を連れていませんでしたから・・・

はるか離れた所から野鳥を目視、この時は
何の鳥か分からないサイズでしたが、その親鳥が
遊歩道を横断し立ち止まったのが不思議で
カメラを向けたまま様子を見ていると
反対の茂みに何やら小さな姿が動いている

そう、数羽のひなが飛び出すか迷っている様子。
トリミングするまでもなく、ヒナが次々
親鳥のもとへ順番に渡って行く姿が分かりました。

2019年7月5日撮影 銀山平森林公園・遊歩道
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ざっと数えて6羽のひなが渡ったと思われますが
必ず1羽が渡り終わるのを待って、次にヒナが
姿を見せるという慎重さに感心しました。

全てのヒナが渡り終わり、茂みに入るのを確認後
親鳥も茂みに入って姿を消しました。
後で確認すると茂みの中は、下に降りる小沢でした。

草むらを歩いて移動するヒナ時代を生き延びる為
過去にヒナの群れを見なかった事からも
殆どが餌とされてしまう中で、少なくとも
この瞬間に6羽のヒナを連れていた母鳥は立派です!



ノスリ

 Buzzard(ノスリ)タカ科

 全長♂52cm ♀57㎝ 翼開長122~137㎝

図鑑より抜粋主に本州中部以北の山林で繁殖する留鳥で
秋冬には低地や暖地に移動するので、全国的に見られる。
生息地の林から近い草地や農耕地、河原など開けた場所で地上を見回しネズミ、カエル、ヘビ、鳥、昆虫などを捕食する。

銀山平森林公園では繁殖する個体がいて
頻繁に飛翔する姿を撮ることが出来るが
シルエットでも分かり易いのは、裏翼が
白く両翼の端に丸く黒班があるため。

カラスに追われて逃げる姿も見かけ
猛禽としては小型でずんぐりした体形

2019年5月8日撮影 銀山平森林公園付近
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2018年1月18日 自宅窓から







2015年6月24日 カラスとの攻防戦












2014年7月30日 
銀山平森林公園トレッキングコースの尾根にて







イカルチドリ

 Long-billed Ringed Plover 
(長い嘴で、目の縁に輪を持つチドリ)

 全長21㎝ 翼開長45㎝ チドリ科

図鑑より抜粋本州~九州の各地で生息し繁殖するが、北日本のものは秋冬に暖地へ移動する。
川の中~上流の河原や中州に住み、水辺の浅瀬や地面で昆虫などを捕食する。砂礫地で営巣し、親は擬傷をして子を守る。

チドリの仲間は似ているものの、イカルチドリは
首元が白い輪状になっているのが特徴。

何度か北之又川の河原に姿を見ていましたが
餌場で出合えて、撮ることが出来ました。

2019年5月8日(画像クリックで大画面へ)






2019年5月7日撮影



イカルチドリが食餌している姿を見たので
続けて行ってみると、再度で会い撮影出来ました。

これ以前には空き地の営巣地で出会い
親鳥が動き回る事で巣が見つからないよう
頑張っていたようなので、その場には
立ち寄らないようにしていました。

2011年6月6日撮影




コガラ

 Willow Tit(柳のカラ)
全長13㎝ 翼開長21㎝ シジュウカラ科

図鑑より抜粋北海道~九州の山地に住む留鳥で雌雄同色。
低山帯上部~亜高山帯の落葉広葉樹や針葉樹林で生活する。
繁殖期には枯れ枝などと突いて昆虫の幼虫や成虫を主に食すが、秋には木の種子も食し、木の幹などの割れ目に保存する習性をもつ。

シジュウカラ科は似た様相をしているので迷う時がありますが、頭が黒く嘴の下の黒い部分が黒いのが特徴、その黒い部分が一番少なく髭のようになっていて、頭がベレー帽のように黒々し顎下が白いのがコガラ。
(シジュウカラは腹までの黒いネクタイ、ヒガラは首までのマフラー、コガラがちょび髭を目安に顎下の白い部分を要観察!)

2018年11月6日(画像クリックで大画面へ)



2015年11月6日