カケス(1)

 Jay(鳴き声から)

  全長33 翼開長50cm カラス科

図鑑より抜粋北海道~九州の林に住む留鳥。
様々な森林で繁殖するが、針葉樹に営巣することが多い。
昆虫や小動物を食す他、多種の鳥やヒナを襲ったり、ドングリや果実を好んで食す。

ジャーッと賑やかな声で鳴くが、他の鳥の真似鳴きもする。

杉林などでよく見かける野鳥の中では大きめでカラフル
数羽から時に小さな群れで移動する姿も見かけます。

2019年8月17日撮影 (画像クリックで大画面へ)




2018年2月22日

4月20日






ホオジロ

 Siberian Meadow Bunting ホオジロ科
全長17㎝ 翼開長24㎝(シベリア牧草地のホオジロ類)

図鑑より抜粋北海道~九州の明るい林の縁、川原、低木の草原などに住む留鳥。
暗い林には入らず、草原の中央などにも出ない。
寒地や山地のものは冬には暖地へ移動する。
春の繁殖期に木の天辺などで「一発啓上つかまつりそうろう」などの聞きなしがオスの鳴き声として知られている。
繁殖期には昆虫を食すが、秋冬はイネ科などの草の実を主に食べる。

オスの過眼線は黒く、メスは茶色っぽい。
幼鳥は顔の斑が濃く他のホオジロ科と見分けるのに苦労したのですが、ほぼホオジロの幼鳥だったと思われます。

銀山平では一番身近な野鳥の一種がホオジロで、季節により鳴き声を変える事や、同じ仲間が多い事で、似た鳥との判別に迷う鳥でもあります。

2019年7月~8月







幼鳥

2018年6月~10月





2017年8月11日 この幼鳥は悩んでいたのですが多分ホオジロ?





サンショウクイ (1)

 

 Ashy Minivet (意訳:灰色のサンショウクイ)

   全長20cm翼開長28cm(サンショウクイ科)

図鑑より抜粋本州以南に広く飛来する夏鳥だが、個体数はあまり多くない。
南西諸島では留鳥で、丘陵や低山の高い木のある広葉樹林を好み
枝先に止まって昆虫やクモなどを捕食するが、空中に飛翔しながら捕食することもある。


和名のサンショウクイは鳴き声が「ヒリリ ヒリリ」と聞こえ
「辛い山椒の実を食べたからだろう」と連想されたからとの事

遠めに見るとハクセキレイに似ていたのですが、飛び方が違い
鳴き声も違うのでジッとして様子を伺うとサンショウクイ!

銀山平では私自身は確認していませんでしたが、お客様からの
目視報告は確認していました。

2020年の5月10日に参加した魚沼のバードウォッチングで初対面



シルエット感覚で見ていましたが、今回は近隣策で新たなコースとして
川沿いの旧道がある事を知り、杉林の中で出会った
野鳥の小さな群れがサンショウクイでした。

最初は白っぽい姿からハクセキレイに似ていると思いましたが
聞きなれない鳴き声と、飛び方の特徴が明らかにセキレイではなく
見た目が似ているサンショウクイと気づけました。


8月14日撮影(画像クリックで拡大します)










クマタカ 2020

 Mountain Hawk Eagle(意訳:山岳のタカワシ)

 全長♂72㎝♀80㎝ 翼開長140~165㎝ タカ科

図鑑より抜粋北海道~九州の山地で繁殖する留鳥だが個体数が少ない。
山地帯~亜高山帯の落葉広葉樹林や針葉樹林に住み、高木の多い原生林を好む。
食物連鎖の最上位として、野ウサギなどの哺乳類、キジやカケス等の鳥類、ヘビなどを食べる。


1年中生息する留鳥で大型のタカですが、魚沼の里にも生息しています。

全体が褐色で翼の幅が広く、下面は白地に灰褐色の斑模様があり
飛翔時には広い翼の下面に横班があるのが特徴。

ゆっくり旋回している姿を見たり、サシバと共にいたりすると
尾羽の横縞からサシバの親子かと勘違いしていましたが、よくみると
翼の幅が広いという事がよくわかるようになりました。

今回はサシバの繁殖エリアに来て木に止まったため、サシバが大騒ぎ
大きな体のクマタカですが、襲うというよりは上手に追われて
飛び去っていったのが不思議です。


3月30日撮影(画像クリックで拡大します)





5月13日撮影

この時は二羽のサシバが大きなクマタカに威嚇し続け、ついに追い払いました。









5月18日撮影






7月3日撮影





里山でのサシバ観察は初めてでしたか、サシバの鳴き声が騒々しくなり
窓から見上げると、なんどか見かけたクマタカの姿

サシバと比べるとはるかに大きさも違い、翼の幅が広い!
小さなサシバの攻撃に、戦うまでもなく引き上げていったのはなぜ?