ノジコ

 Japanese Yellow Bunting ホオジロ科

全長14㎝ 翼開長21㎝(日本の黄色いホオジロ)

図鑑より抜粋夏鳥として東北~中部地方の山地に飛来し、台湾、フィリピン、中国南部の一部にだけで越冬する。
かつては日本に広く分布していたが、現在の繁殖地は新潟や長野の局所的。
落葉広葉樹林やカラマツ林などで生活するが、特に沢沿いや湿地の藪を好む。

オスは全体に緑褐色を帯び、メスは黄色みが淡い。
目の周りが細く白いのが特徴で、脇腹に縦斑がある。

WPブログ内検索で古い画像を発見しましたが、最近はハッキリと分かる画像がなく、暗い場所での後ろ姿はアオジと似ていて判別が難しい。

2011年5月7日撮影(画像クリックで大画面へ)


2013年9月2日

2017年8月22日



ブッポウソウ

 Broad-billed Roller(幅広嘴の回転するもの)

 全長30㎝ 翼開長71㎝ ブッポウソウ科

図鑑より抜粋本州~九州の森林に飛来する夏鳥で、巨木のある場所を好みキツツキなどの古巣や樹洞を利用して繁殖する。
見晴らしの良い枯れ木や電線などから飛び立ち、昆虫を空中で捉えて食し不消化のものは吐き出す。

私が出会ったのは銀山平森林公園・遊歩道の散策中で、黒いシルエットしか撮れず、色合いが分かりませんでしたが、本来「体と翼は青緑色、頭と尾羽は濃い紫色、嘴と脚部は赤色」で森の宝石とも呼ばれる美しい鳥だそうです。

この時カラスの様な大声で、初めて聞く濁った声に驚き辺りを捜していると、飛んできて小枝に止まったもの。
暫く撮影した後、飛び立った翼に白斑が目立ったことから、野鳥図鑑で見た事のあるブッポウソウと判別できました。
飛翔姿が撮れなかったのが残念です。

2015年8月25日撮影







サメビタキ

 Sooty Flycacher(すすけたハエトリ)
  全長14㎝ 翼開長22㎝(ヒタキ科)

図鑑より抜粋北海道~本州中部の山地で繁殖する夏鳥で、春秋に日本に飛来する旅鳥。
亜高山の針葉樹林帯で生活し、落葉した見通しの良い枯れ枝に止まり、昆虫(アブやハエ)をフライングキャッチする。

雌雄同色、胸や脇腹に褐色の縦斑があり
上面は灰褐色で、翼や尾はこげ茶色味が強い。

銀山平森林公園・遊歩道を散策中、野鳥の
声がする藪の中をジッとのぞき込んで
見つけた初めての出会い。

図鑑の中で似た鳥を捜しサメビタキと
しましたが、確証はありません。

2014年9月22日撮影





オオルリ1

 Blue and White Flycatcher
(青と白のハエトリ)
 全長16㎝ 翼開長27㎝ ヒタキ科
(Flycatcherの英訳はハエトリ器でヒタキ科の意味もある)

図鑑より抜粋北海道~九州の山地や丘陵で繁殖する夏鳥。
沢沿いの林で生活し、昆虫などをフライキャッチングする。
営巣も岩や崖のある谷間で、番で半径50mほどの縄張りを持つ。
オスは樹木の枝先で大きな声でさえずり、その鳴き声は日本3鳴鳥と言われるほど美しい。

オスは体の上面が瑠璃色で頬やのどは黒
胸や腹は白色で姿も美しい。
メスは瑠璃色は全くなく、地味な茶褐色

2015年6月10日撮影




5月3日  保護したオオルリ

大雪の年で5月初め銀山平船着き場付近の
雪上で、翼が折れ動けなくなっていたオスを
一時保護した時の写真です








野鳥に詳しい方に預けましたが、応急措置
として教えられた「スポーツドリンクを
ストローで吸い上げて飲ませる」を施し
畳の上で自由にさせると元気に動いて
いましたが、やはり「翼の折れた野鳥は
ほぼ助からない」と事前に危惧された通り
数日後に亡くなったそうです。




キジバト

 Rufous Turtle Dove(赤みがかったハト)
 全長33㎝ 翼開長55㎝ ハト科

図鑑より抜粋全国で普通に見られる留鳥で、北海道などでは冬に暖地へ移動する。
地上を歩きながら草や木の実を食し、樹上の木の実も食す。
繁殖は主に春~夏が中心で番で行動するが、繁殖期以外は小さな群れで過ごす。

デデッポッポーと良く響く声が特徴で
翼に鱗模様、首に青白黒の斑紋の雌雄同色。

里のハト同様、人を恐れず近くで過ごすが
移動で飛翔する姿は予想以上にスピード感がある。

2017年10月1日撮影

9月2日


7月11日


ニュウナイスズメ 1

 Russet Sparrow(赤褐色のスズメ)
 全長14㎝ 翼開長22㎝ ハタオリドリ科

図鑑より抜粋本州では中部以北の主に山地の落葉広葉樹林で局地的に繁殖する。
主に樹洞に営巣する為、繁殖期にはブナやミズナラ等大木のある林や人家の周辺に住む。
スズメのいない山奥では、家屋に営巣する事もあり、秋には関東以西の暖かな平地へ移動、群れで飛来して越冬する。

頬には黒斑がなく頭や背はスズメより明るい茶色。
特にオスは頭から背にかけて赤茶色で鮮やか
メスは全く異なり、地味な配色で白い眉斑が特徴。

里の自宅エリアではスズメが主流なので
ニューナイスズメを見かけませんが、逆に
銀山平では春一番に家の周りに集まり
ログの通気口等を利用して営巣します。

子供が巣立つと姿を消し、林に住むのか
時々メスと幼鳥の群れが、芝生等に降り立ち
草刈り後のミミズや虫を食する姿を見ます。

2017年4月28日撮影 ニュウナイスズメのペア




6月13日  弱ったヒナ


8月7日~芝に集まるメスと幼鳥たち






2014年6月14日 巣立ったばかりのヒナ
ニュウナイスズメのヒナ

2014年7月17日撮影
ニュウナイスズメのメス



二度目の営巣組で煙突から入り
出られなくなる親鳥の救出が頻繁に









2010年6月4日 巣作りのオス
巣作りするオス

6月20日 ログハウスに営巣するヒナ