ジョウビタキ メス

 Daurian Redstart(ドーリアのジョウビタキ)

 全長15cm 翼開長22㎝ ツグミ科

図鑑より抜粋冬鳥として全国に飛来し、田畑や林縁などを好む。
秋冬には雌雄1羽ずつ縄張りを持ち、昆虫や木の実を食す。
4月にはほとんどが北方の大陸に渡る。

オスは胸から腹にかけてのオレンジ色と、灰褐色の頭が特徴。
メスは全体に灰褐色で翼に白班がある

豪雪地魚沼で冬のバードウォッチングに
文字通り色を添えてくれるのは
ジョウビタキのオスですが、メスも愛らしく
縄張り意識が強いせいか、モデルとなりやすい。

2021年1月7日撮影(画像クリックで大画面へ)













ヒヨドリ

 Brown-eared Bulbul
(茶色い耳の美しい鳴き鳥)
 全長28㎝ 翼開長40㎝ ヒヨドリ科

図鑑より抜粋全国に分布し、低地~山地の林や人家付近の街路樹等に幅広く生息する留鳥で、北国で繁殖した群れは秋には南へ移動する。
繁殖期には昆虫を食すが、秋から冬には草木の実を好み花蜜も吸う。
繁殖期には番で縄張りを持つが、移動時には群れを作る。

全身が灰色で、頬が茶褐色。
ピィーヨとよく響く鳴き声が日本名の由来
大きな波形を描くような飛び方が特徴。

よく見かける野鳥なので、あまり撮影対象に
ならないが、冬の雪の中ではツグミと並び
貴重な野鳥で窓から観察できます。

大写しでは頬が茶色くて見分けが簡単ですが
距離があるとお腹の黒斑が似ていて勘違い
しやすい鳥でもあります。
遠目でも一緒にいるとヒヨドリの方が大きく
黒っぽいので判別できますが・・

2012年2月21日撮影



2013年5月8日


2015年1月11日

2020年4月4日



2021年1月8日







4月17日




ツグミ

 Dusky Thrush(黒っぽいツグミ)
 全長24cm 翼開長39㎝ ツグミ科

図鑑より抜粋冬鳥として全国に飛来し、秋は山林で木の実を食し冬には分散し平地に降りる。
田畑や開けた所で足をそろえピョンピョン跳ねるように移動し、ミミズや昆虫も食す。

黄白色の眉斑、翼の赤褐色や胸の黒斑が
目立つが個体変異がある。

魚沼の里では降雪頃、柿の木に集まって
来るが、ヒヨドリと混成して間違えやすい。

望遠で撮るとヒヨドリより小さく
茶褐色の色で判別できるものの、単独で
撮った時、間違えて判別する事もあった。

2018年2月21日撮影(画像クリックで大画面へ)





2021年1月4日撮影







イカル(1)

Japanese Grosbeak(日本のシメ)  
  全長23cm 翼開長33㎝  アトリ科
図鑑より抜粋北海道~九州の低地から山地の落葉広葉樹林で繁殖するが、九州、四国では少ない。

秋冬は暖地や山麓、丘陵に移動し越冬し、繁殖期には昆虫を捕るが桜などの果実も好む。
越冬期には数羽から数十羽の群れで行動し、雑木林で種子を食べるが、農作物を食すこともある。


キーコーキーと良く響くきれいな声で気が付きますし
里山にも、銀山平にも生息しよく目にします。
黄色い嘴とグレーの体が特徴、木陰にいるので
写真はあまりよく撮れたものがなく、今後に期待

2019年7月26日撮影 (画像クリックで大画面へ)









イヌワシ

Golden Eagle(金色のワシ)
 タカ科 天然記念物
 全長 ♂81㎝ ♀89㎝ 翼開長168㎝~213㎝ 

図鑑より抜粋主に本州の山地で繁殖する留鳥(北海道~九州で観察あり)
生息数が非常に少なく天然記念物である。
山地帯~高山帯を生活圏とし、大きな岩壁の下方に森林と草地がある山を好むため、生息地は限られる。

主に野ウサギやキジ、ヘビなどを捕食する。
谷間の上昇気流に乗ってゆっくりと帆翔し、地上を見回しながら獲物を捜し、見つけると急降下し強い足指の爪で襲う。

1年を通してつがいで暮らし、断崖の岩棚や大木の太枝に枯れ木で大きな巣を作るが、人が近づくと放棄する事もある。

天然記念物で絶滅危惧種の貴重なワシとして
奥只見・銀山平に観察に来る常連ウォチャーが
いる人気で大型の猛禽ですが、上昇気流に
乗って遥か上空を飛翔する姿を望遠鏡で見るのが一般的。

私自身もしっかり確認できたのは、台風の
風に乗って低く飛んでいたイヌワシを指され
双眼鏡で見たのが最初です。

望遠鏡や双眼鏡を通してしか見られない鳥で
自ら撮る事はないと思っていたイヌワシに
偶然出会ったのは冬季の自宅散歩エリア!

川沿いを歩ていた時に猛禽の鳴き声が聞こえ
キョロキョロしていると、後ろから1羽の
黒い猛禽が目視距離で通過していった時
何とか一眼レフに撮る事が出来ましたが
その真っ黒な猛禽に白いラインが目立ち
何だろう?とブログ記載したところ
イヌワシの幼鳥と教えてもらえました。

2018年2月28日撮影(画像クリックで大画面へ)



昨年イヌワシ観察を続けている方から
印刷したイヌワシ親子の写真を頂いたので
巣のご紹介に載せさせてもらいます。
プリントを撮った画像で雰囲気だけ
ですが参考までに。

2020年

2014年8月30日撮影(いただいた写真です)


ゴールドイーグルと言う名前の由来は
頭上から首にかけて金褐色との事ですが
飛翔姿は真っ黒にしか見えないようです。
幼鳥や若鳥は翼と尾の下面にある白斑が特徴。




クマタカの幼鳥 7

 

 Mountain Hawk Eagle(意訳:山岳のタカワシ)

   全長♂72㎝♀80㎝ 翼開長140~165㎝ タカ科

図鑑より抜粋北海道~九州の山地で繁殖する留鳥だが個体数が少ない。
山地帯~亜高山帯の落葉広葉樹林や針葉樹林に住み、高木の多い原生林を好む。
食物連鎖の最上位として、野ウサギなどの哺乳類、キジやカケス等の鳥類、ヘビなどを食べる。

1年中生息する留鳥で大型のタカですが、魚沼の里にも生息しています。


10月25日に姿を見て以来、時々鳴き声はするものの
姿を見かけなくなっていたクマタカの幼鳥。

巣立ちから別の場所へ移動したのかと諦めて
いましたが12月4日の散歩中、裏山の下付近で
鳴き声を確認、探していると木々を飛び移る
姿を確認でき、しばらく立ち止まってその姿を
見守りました。

木立に飛び込むと見失いますが、しばらく待つと
鳴き声が響き、ササッと移動してくれたのが幸い
久々に元気な姿を撮ることが出来ました。

2020年12月4日 撮影(画像クリックで拡大します)