カワラヒワ 2021

 Oriental Greenfinch(東洋の緑のアトリ)
  全長14cm 翼開長24㎝ アトリ科

里山麓でよく見かけるカワラヒワですが、豪雪地ゆえに雪の季節は雪の少ない街へ移動しているようす。

9月18日





2021年は豪雪の年で、里でも4月の残雪が見られました。
4月4日





ジョウビタキ3

 Daurian Redstart(ドーリアのシロビタイジョウビタキ)
  全長15cm 翼開長22㎝ ツグミ科

雪国では見掛ける野鳥数も少なく、昨年の記録アップをつづけています。

この野鳥名英訳の意味を調べてみたら、ヨーロッパ(バイカル湖沿岸)にジョウビタキ繁殖地がありその地名「Daurianの赤褐色のヒタキ類」からついたのだそうです。
日本に来るジョウビタキも4月にはほとんどが北方の大陸に飛び立つそうで、わずかに北海道大雪山麓で繁殖の確認例があるだけとのこと。

冬鳥の中で特に彩り鮮やかなオスは、雪の中で見付けやすく、メスもオスほどではないもののきれいな色で楽しませてくれます。

2021年10月24日 オス



10月5日








3月31日 メス

雌雄共に翼に白斑があるのも特徴です。


続くルリビタキとの出会い

 1月2日の散歩初めでルリビタキのメスを初めて撮影出来ましたが、翌3日も降雪が早くに上がり午後の散歩へ。

前回と反対方向の上集落へ向かい、里山のカモシカ生息エリアで何とかズームによる確認ができ、今年は新年早々ラッキーと思っていましたが、野鳥が集い易い杉林まで行ってみるとかすかに聞こえるヤマガラの鳴き声。

しばらく立ち止まって姿を捜すと3羽ほどの野鳥が枯れ木に止まったのでカメラを向けながら様子見。
カメラではシルエットにしか見えませんが、どうもヤマガラ以外の野鳥が撮れた感じ。

帰宅後トリミングすると昨日と同じルリビタキのメスと確認できました。
距離が離れているので、違う個体かなと思うのですが、今まで撮った事のなかったルリビタキに2日続けて出会えた事に感激です!

1月3日 15:20 ルリビタキ♀















そして昆群していた野鳥は、もちろん声の主ヤマガラです。








ヤマガラの鳴き声は聞きとり易く、よく鳴いてくれるので捜し易いです・・

ルリビタキ

 Red-flanked Bluetail(赤い脇腹に青い尾)
 全長14㎝ 翼開長22㎝ ツグミ科

図鑑より抜粋北海道、本州、四国の高山で繁殖し、冬期は山麓や丘陵、樹林の多い公園などに移動。
晩春には繁殖地の山へ現れオスは明るい声でよくさえずる。
巣は木の根元や窪みなどの目立たない所に作り、産卵後カッコウ科の鳥に托卵されることもある。

夏は針葉樹林内で昆虫やクモを捕食し、秋冬は昆虫類の他木の実も食べる。
通常は単独で縄張りを持ち生活する。

1月2日に快晴に恵まれ初散歩となりましたが、凍った歩道におっかなびっくり。
野鳥の姿も少なく諦めていたのですが、念のためヤマセミを見かけるポイントで川を見下ろしていると、手前の大木に飛んできた野鳥を発見。

ヒヨドリかなと見ていると、尾羽がブルーに見えたのでズームカメラで観察開始!
全体には褐色系ですがヒヨドリより薄い褐色に腹回りが白い!
シロハラかしら?と思いつつ、取りあえず撮れるだけ撮ってきました。

さっそくPCでトリミングし、図鑑で調べるとマミチャジナイのような体の色合いですが、真冬の雪国にいる訳がないとわかり、べージをめくるとルリビタキのメスに似ている!

急いでネット検索で確認し、その愛らしい姿がルリビタキのメスと確認できました。

2022年1月2日













まさに図鑑解説にあった「メスは上面が緑褐色で下面は白っぽく、尾は青みを帯びている」の通りです。

2022年 本格的スタートの年となります

 2022年 あけましておめでとうございます



魚沼で見られる野鳥のまとめblogとして、過去画像はバック日付で一部記載しながら2021年にほぼまとめ上げました。

一部間に合わなかった2021年画像も取り混ぜながら新規の画像をアップし、2022年は通常のblogとして進行していく予定です。

思い返すと2019年秋に営業していた銀山平の温泉宿を譲りリアタイア。
宿ブログで記載してきた自然観察から野鳥部門としたblogにまとめ、宿のblog閉鎖後も記録が見られるようにしようと思い立ったのも、自分自身が野鳥に疎くやっと知り得た存在だった事にあります。

そんな訳で初登場の野鳥頁では、図鑑抜粋を設け私自身の図鑑としての位置づけもありました。

更にリタイア後、今まで冬しか過ごして来なかった自宅裏山で、サシバやクマタカの営巣地として子育てを垣間見る事が出来たことから、山とは違う里山だからの観察環境に感動し、今後も出合った野鳥たちの画像を残していこうと方向性が見えてきました。

実は2020年の春は記録的に積雪が少ない年で、渡りのサシバが豪雪地魚沼でも多く営巣したと思われたのも、翌2021年の豪雪ではすっかり数が減り裏山でのサシバも少し距離がありました。

あれほど子育て期に飛び回っていた多数のサシバは姿を消し、少数しか見られなかった事に「やはり2020年春の少雪は特別な環境だったのだろう」と納得しました。

そして2020年にサシバとエリアが重なる状態で育ったクマタカの幼鳥はその後も時々裏山に姿を見せ成長を垣間見せてくれています。

実際の巣の観察などには遠く及びませんが、窓からフィールドスコープやカメラズーム写真でその姿を記録できるだけでもワクワクする貴重な体験と感じています。

里を流れる佐梨川周辺ではヤマセミの巣を発見したり、鯉池周辺でカワセミを見たり、カモの種類も豊富な事に今後の出会いも楽しみです。

2022年も昨年同様に豪雪予報ですが、年末からの寒波も2日には初春らしい晴天に恵まれ、散歩初めに愛らしいルリビタキのメスを見る事が出来ました。

という事で次回はルリビタキ初デビューの頁となります。